墓石リフォーム

墓石リフォーム



リフォーム1 傾いたお墓の修理

改造前

40数年前に建てたお墓です。石碑は庵治石の超高級品で外柵の囲垣石も国産御影石です。

山の傾斜地の段々な墓地のため、40年の間に前の方が10cmも下がってしまいました。左隣の墓も同じように前方部分が下がっていました。

石碑が前に傾き危険でもあるのと、50年の年忌をひかえるため、石碑と囲垣などは生かして、下になる外柵、カロートを作り替えることにしました。

壊し始め

石碑、囲垣、灯篭など再使用できるものは取り除き、それ以外を撤去していきます。

地盤を安定させる

前の玉石積みの奥深くまで掘り下げ、玉石の土が付着している部分を綺麗に洗いました。

墓地と道が別々のコンクリだったのを、前の玉石までベタコンで一体化しました。これにより玉石もずれたりすることがなくなり、お墓の重さが平均化しますので、大雨で地盤が緩んでも大丈夫です。

鉄筋を配置

ランマーで十分に転圧し鉄筋を配置しました。差し込んだ木の棒の高さ15cmにコンクリートをうちます。前の方の玉石のところは掘り込んだので30cmになります。

完成

石碑、囲垣、灯篭など再使用するのは工場へ運び、汚れを落として綺麗に磨き直しました。これにより新品と見間違えるように綺麗になりました。良い石であるのと、それを生かして当社の技術が発揮できた仕事でした。

改造前と後とでは、左側の石碑と見比べると傾きの直ったのが分かります。

なお、綺麗にするだけでなく、各所に地震対策をほどこしました。
外柵、囲垣、石碑の接着は耐震用接着剤を使用して、かつ要所要所には目地切れや剥離が起きないようカスガイ施工を施してあります。


リフォーム2 古いお墓の耐震性工事

工事前

このお墓は60年も前に建てたお墓です。各石材の繋ぎ目になる目地、その目地切れも見当たらない堅牢な作りに見えました。

墓所を引継ぎの持ち主の方が、地震で倒れる心配から、地震対策をするよう求めてきました。

そして工事にかかりました。

石塔は重ねてあるだけのことはわかっていました。外柵は切削機のない時代ですからノミで斫った加工です、それゆえ石と石はずれることなく積み重なっていました。しかしセメント類のコンクリやモルタルは非常にもろくなっていました。

解体した石材は工場に運び、石のつなぎ目のもろくなったセメントを綺麗にとりはらいます。なおかつカスガイ加工もします。外に出て見えるところは、石材用の汚れ落しと機械を併用して綺麗にします。

再度組み立てなおした写真



アクリストーン サンプル
墓地の上も草も生えなく掃除もしやすいアクリストーンの化粧砂利仕上げです。


お墓の地震に対するリフォームの必要性

石材業界では、およそ20数年前までは石碑、石塔はがたつきが出ない程度のセメントの接着と目地でした。造園業界では灯篭においてもただ積み重ねての設置でした。

ですので、ある地域では石塔を人力で倒される、いたずらされた被害もありました。

コーキングについて

一般にコーキングと言われています接着剤ですが、何社も製造し、何種類も出ています。

ホームセンターで展示販売している安価なもののほとんどが目地用で、接着力は弱く仕様に耐えられません。

耐震用接着剤として販売しているものでも、メーカーや種類がいくつもあります。

石は天候にもよりますが、多かれ少なかれ水分を含んでいます。この水分がくせものでして、接着剤にとって水分は嫌う大敵です。

ですので、雨の日の施工は絶対避けなければなりません。

当社では、当社において試験をし、選び抜かれた接着剤を使用しています。それに見合ったのはあるkメーカーの一種でした。


リフォーム3 やわらかい石の風化部分のリフォーム

修理前

凡そ50年以前は石の加工は手加工でした。それゆえ、御影石(花崗岩)や、安山岩、玄武岩、閃緑岩などの固く加工が大変な石は、石塔以外はあまり使われませんでした。

このお墓も外柵は大谷石とか伊豆石のやわらかい凝灰岩です。やわらかい石のため苔も付きやすく、階段の上り下りも危ないのと、表面がぼろぼろになり見た目も悪く、耐久性にかけていました。

修理後

左右の隣との境の石は風雨にさらされていないので風化していなく耐久性もあります。

正面と裏、天端の石を御影石に交換しました。石碑も耐震接着材で施工しなおしました。これで永年安心しておまいりできるようになりました。


リフォーム4 お施主さんの希望で移設したお墓

移設前

お施主さんの代が変わり、住まいの地域もかわって、以前のところですとお墓まいりが大変なため、新たにお墓を作るか、今あるお墓を移設することが多くなりました。

このお墓は20数年前に建てたお墓で、風化もしていなく良い状態でした。

今までお参りしていたお墓でもあり、費用のことからして移設することにしました。新墓所の区画の広さもありまして、いくつもある古いお墓は無縁にして処分のことと、移設のお墓にともない、和尚さんに、お性根抜き(たまぬき、閉魂、閉眼)のお経をとなえて頂きます。

移設後

新墓所のあきのスペースを利用してお墓のお参りや、掃除をしやすく、危なげないように階段を付けました。

墓石も工場に運び研磨して、新しく建てたお墓と見間違えるほど綺麗なお墓になりました。

完成後、和尚さんにお経を上げて頂いて、お墓に魂がはいり、いつでもお墓詣りができるようになりました。

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